介護福祉士
介護福祉士は、専門的知識と技術をもって認知症や寝たきりのお年より、障害があるために日常生活を営むことに支障がある人たちに対し、身体的、精神的自立を助けるために入浴、食事、排泄等の介護を行います。
また、その人本人(当事者)や介護者(家族など)に対して介護に関する指導をおこなう専門的な名称独占の国家資格です。
介護福祉士の活動場所としては、特別養護老人ホーム、デイケアセンターや障害福祉サービス事業所、その他の社会福祉施設などです。
また、在宅で生活している要介護者の自宅に通って援助する訪問介護員(ホームヘルパー)としても有用です。
介護福祉士は、他の医療、看護、リハビリテーションなどの職種との連携して業務を行うことも多くあります。
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資格取得方法には、「実務経験による受験」と「厚生労働大臣が指定した養成施設を卒業後に受験」の2通りとなります。
実務経験:受験資格となる施設、事業所を3年以上で、従業期間(休日なども含む在職期間)が1095日以上、従業日数(有給や研修など介護業務に従事しなかった日数を除き実際に介護などの業務に従事した日数)が540日以上。
〔受験資格となる施設、事業所〕
・社会福祉士施設(特別養護老人ホーム、障害者施設など)
・病院の病棟や診療所で主たる業務が介護職員、看護補助者など主に業務が介護等による者(空床時のベットメーキングなどの業務は除く)
・介護などの便宜を供与する事業(対象者が高齢者、障害児、障害者)
介護福祉士試験は、厚生労働大臣が指定した財団法人社会福祉振興・試験センターにより、年1回の試験(第1次試験/1月下旬の日曜日に筆記試験、第2次試験/3月上旬の日曜日に実技試験)を全国で実施します。
第2次試験は、第1次試験合格者が対象となります。
・筆記試験:120問、マークシート(五肢択一)形式の選択問題、総試験時間は210分間。
試験科目は13科目(社会福祉概論、老人福祉論、障害者福祉論、リハビリテーション論、演習を含む社会福祉援助技術、レクリエーション活動援助法、老人・障害者の心理、家政学概論、医学一般、精神保健、介護概論、介護技術、形態別介護技術)
・実技試験:介護等に関する専門的技能。
筆記試験地は、北海道、青森県、岩手県、宮城県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、石川県、岐阜県、愛知県、京都府、大阪府、兵庫県、島根県、岡山県、広島県、香川県、愛媛県、福岡県、熊本県、鹿児島県及び沖縄県 (2)実技試験 北海道、青森県、宮城県、東京都、石川県、愛知県、大阪府、広島県、香川県、福岡県、鹿児島県及び沖縄県となります。
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