「代議士」とは、国民から選ばれて、国民を代表して国政を議する人のことです。
厳密には国会議員のことを指すのではなく、衆議院議員を指します。これに対して、「国会議員」は衆参両議院の議員を指します。

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戦前の大日本帝国憲法下の国会では現在の参議院は貴族院と呼び、その議員は一般の国民ではありませんでした。
そこで、国会運営にあたり一般の国民にも政治に参加させるためにあるのが衆議院で、国民に代わって国会の場で議事に携わることから、代議士と呼ばれるようになりました。

具体的には、衆議院議員が国民から選出される民選議員であるのに対して、貴族院議員は旧公家・旧大名などの華族や、天皇に任命された元官僚や大学教授などの学識経験者、高額納税者などから選出される非民選議員となります。

そして日本国憲法になり、貴族院は廃止され、選挙された議員からなる参議院(参議院議員)が誕生しました。
しかし、今日でも衆議院議員を指して代議士と呼びますが、参議院議員は一般に代議士と呼びません。

代議士になるには、一番現実的な選択肢は政治家の秘書になり政治の知識や仕事を覚え、日本国民で年齢満25年以上であれば、機をみて4年に一度の衆議院議員選挙に立候補し、国民に選んでもらうことです。

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