施工管理技士
施工管理技士は、日本の建設業において特定業種の技術を認定した国家資格となります。
施工管理技士は、単なる技術職人ではなく、設計から実際の施工に至るまでの一連を管理監督する技術者であり、実務経験を有することが必要です。
なお、指定建設業(土木工事業、建築工事業、電気工事業、管工事業、鋼構造物工事業、舗装工事業、造園工事業の7業種)に係る特定建設業者については、営業所ごとに専任の技術者及び建設工事の現場には監理技術者をに置かなければなりません。
その監理技術者は、1級施工管理技士等の国家資格者等でなければならないため、施工管理技士の資格は、建設技術者にとって重要な国家資格となっています。
このように、一般建設業、特定建設業の許可基準の一つである営業所ごとに置く専任の技術者、建設工事の現場に置く主任技術者及び監理技術者の有資格者として認められ、経営事項審査における技術力の評価において、計上する技術者数にカウントされるなど、施工技術の指導的技術者として社会的に高い評価を受けます。
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現在、技術検定は、建設機械施工、土木施工管理、建築施工管理、電気工事施工管理、管工事施工管理、造園施工管理の6種目について、ほぼ毎年1回試験が行われ、1級及び2級に分けて実施しています。
1級、2級ともに学科試験及び実地試験があり、国土交通大臣の指定した、以下の試験機関が実施しています。試験詳細については、各機関のホームページ等で確認が必要です。
建設機械施工技士:(社)日本建設機械化協会
土木施工管理技士:(財)全国建設研修センター
建築施工管理技士:(財)建設業振興基金
電気工事施工管理技士:(財)建設業振興基金
管工事施工管理技士:(財)全国建設研修センター
造園施工管理技士:(財)全国建設研修センター
試験日程は、以下の通りです。
・建設機械施工技士:1・2実施時期学科 6月第3日曜日/実地 8月下旬~9月中旬
・土木施工管理技士:1級 学科 7月第1日曜日/実地 10月第1日曜日、2級 学科実地同時実施 10月第4日曜日
・建築施工管理技士:1級 学科 6月第2日曜日/実地 10月第3日曜日、2級 学科実地同時実施 11月第2日曜日
・電気工事施工管理技士:1級 学科 6月第2日曜日/実地 10月第3日曜日、2級 学科実地同時実施 11月第2日曜日
・管工事施工管理技士:1級 学科 9月第1日曜日/実地 12月第1日曜日、2級 学科実地同時実施 11月第2日曜日
・造園施工管理技士:1級 学科 9月第1日曜日/実地 12月第1日曜日、2級 学科実地同時実施 11月第2日曜日
学科試験合格基準の目安は、どの種目も全体の必要解答数の6割以上と見られます。
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